結婚記念日

miyasun2009-09-15






今日は我が夫婦の
41回目の結婚記念日です。


早いものです。
どんどん時は流れ、時代も環境も変わっていきます。


22歳の時に早くにして結婚し、
23歳の時に長男が誕生しました。


その長男も今年の12月で40歳になります。


孫も4人になり、年月を感じさせられます。





        



今朝のBS放送での
漢詩紀行で、杜甫漢詩が紹介されていました。




曲 江  杜 甫
 

 朝 囘 日 日 典 春 衣 

毎 日 江 頭 盡 醉 歸

酒 債 尋 常 行 處 有

 人 生 七 十 古 來 稀

 穿 花 蛺 蝶 深 深 見

 點 水 蜻 蜓 款 款 飛

 傳 語 風 光 共 流 轉

 暫 時 相 賞 莫 相 違



(訓読)朝(ちょう)より回(かえ)りて日日
    (ひび)春衣(しゅんい)を典(てん)し、
     毎日 江頭(こうとう)に酔(え)ひ
     を尽くして帰る。
      酒債は尋常、行く処に有り。
      人生七十 古来稀なり。
      花を穿(うが)つ蛺蝶(きょうちょう)
     は深深(しんしん)として見え、
      水に点ずる蜻蜓(せいてい)は款款
     (かんかん)として飛ぶ。
     伝語す 風光、共に流転して、
     暫時(ざんじ) 相(あい)賞して
      相(あい)違(たが)ふこと莫(なか)
        れ、と。

      

  (通釈)朝廷から戻ってくると、
      毎日のように春着を質に入れ、
      いつも、曲江のほとりで泥酔して
      帰るのである。
      酒代(さかだい)の借金は普通のことで、
      行く先々にある。
      この人生、七十まで長生きすることは
      滅多にないのだから、
      今のうちにせいぜい楽しんでおきたいのだ。
      花の間を縫って飛びながら蜜を吸う
      アゲハチョウは、奥のほうに見え、
      水面に軽く尾を叩いているトンボは、
      ゆるやかに飛んでいる。
      私は自然に対して言づてしたい、
     「そなたも私とともに流れて行くのだから、     
       ほんの暫くの間でもいいから、
      お互いに愛(め)で合って、
      そむくことのないようにしようではないか」と。 







           


この詩は杜甫47歳の時の作です。

70歳のお祝いのことを古希と言いますが、
この詩が語源になっています。


まだ、古希には間がありますが、
これからは何か人様のお役にたてる
生き方をしたいものです。


杜甫は人生七十古来稀なりと、
この詩で詩っていますが、
59歳で亡くなっています。


今も世界全体でみると70歳まで生きるのは
古来、稀でしょうね。


そう考えると、与えられた命に感謝し、
人様に喜ばれることをやっていきたいと思う、
今日この頃です。
 

一番上の写真は、「ブルーキャッツアイ」です。