坂村真民先生




今日メールを開くと、
NHKの松山局の方からメールが届いていました。


それは坂村真民先生は愛媛を拠点に
活動されたからです。
その事で問い合わせがあったのです。


実は今年の6月29日の私のブログに
坂村真民先生のことを書いていたのですが、
それを読まれたようで、
今回のメールに繋がったのです。



それはさておいて、
これもご縁ですので、
先生の詩を載せておきます。







「たんぽぽの魂」

踏みにじられても
食いちぎられても
死にはしない
枯れもしない
その根強さ
そしてつねに
太陽に向かって咲く

順調に行く者が
必ずしも幸せではないのだ
悲しむな
タンポポを見よ
踏まれても平気で
花を咲かせているではないか






「無 題」

日の昇るにも手を合わさず、月の沈むにも心ひかれず、

あくせくとして一世を終えし人のいかに多きことぞ。

道のべに花咲けど見ず、梢に鳥鳴けど聞かず。

せかせかとして過ぎゆく人のいかに多きことぞ。

二度とないこの人生をいかに生きいかに死するか、

耳をかたむけることもなくうかうかとして、

老いたる人のいかに多きことぞ。

川の流れにも風の音にも告げ結う声のあることを知ろうともせず、

金に名誉に地位に狂奔し終わる人のいかに多きことぞ。






「念ずれば花ひらく」 

念ずれば 花ひらく

苦しいとき 母がいつも口にしていた

このことばを

わたしもいつのころからか

となえるようになった

そうしてそのたび わたしの花がふしぎと

ひとつひとつ ひらいていった






如何ですか。
心が洗われるようでしょう。

この寒い中、鯉たちは悠然と泳いでいました。