姥ざかり




ある人から、以前、本入りの本棚を頂きました。
本を買うのは、本屋さんかネットで購入します。
それは当然自分の読みたい本や興味のある本に限られます。


ところが頂いた本の中には、自分では買わないであろう本が
一杯ありました。
その中の一冊が
田辺聖子著の「姥ざかり」です。


船場へお嫁に行き、今は隠居して、
一人暮らしをしている76歳のおばあさんが
主人公です。


その人の生き様、考え方が面白く、
ついつい引き込まれて、読み進めました。
こんな老後の生き方もあるのかと感心させられるのと、
3組の子供たち夫婦の彼女への接し方も面白く、
人生の勉強にもなりました。


時には自分の好みのジャンルを離れた本を
読むのも楽しいものです。