山眠る




好きな季語に
「山眠る」があります。






和暦日々是好日には
次のように書かれています。






二十四節気の「小雪」を迎えると、
山の頂は粉砂糖をかけたように
うっすらと白く覆われ、
「大雪」の頃には激しく降り始める。
七十二候の
「熊、穴にこもる」
は決して人間が目にすることができない光景であるがゆえに
想像力を掻き立てられる一候である。






秋の「山装う」に対して
「山眠る」という美しい季語がある。


山眠る大和の国に来て泊る
青邨