五倫(ごりん)




NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の吉田松陰の基底を
なすものが「五倫」だそうです。


「五倫」とは、人として守るべき五つの道のこと。


父子の親(ふしのしん)→父と子の間の信愛
君臣の義(くんしんのぎ)→君と臣の間の礼儀
夫婦の別(ふうふのべつ)→夫婦の間の区別
長幼の序(ちょうようのじょ)→長幼の間の順序
朋友の信(ほうゆうのしん)→親友の間の信義






また、吉田松陰一日一言には
次のことが書かれています。


父父たり子子たり


乱は兵戦に非ず、平は豊穣に非ず、
君君たり臣臣たり、父父たり子子たり、
天下平らかなり。






[訳]
乱とは兵乱をいうのではない。
平とは五穀が豊かに実るということではない。
君が君の道を尽くし、臣が臣の道を尽くす。
父が父の道を尽くし、子が子の道を尽くす時、
天下は平らかであるというのである。






何故、今日このようなことを書くかというと、
大塚家具の株主総会が明日開かれ、
父娘、どちらかの社長就任が決まるからです。


どちらが株主から支持されるかは分かりませんが、
決まった後は、父娘が仲良くし、
平らかになって欲しいと思うからです。


会社はお客さんのためにあるのですから、
喧嘩していては喜ばれません。
「父子の親」を取り戻して欲しいものです。