童心




昨夜、友人と食事をしていると、
礼儀をわきまえない人のことが出てきました。
どうでもいいことですが、
世の中、人それぞれです。
腹を立てたら、こちらの心が痛むだけで、
何の得にもなりません。






そんな時、金子みすゞさんの詩を読むと
童心に返れます。
全てを受け入れる心には程遠いのですが、
童心に返ることはそんなに難しいことではありません。
たまには幼心を思い出してみては如何でしょうか。






光る髪


沈む、沈むよ、
濱にでてみれば、
赤い大きな
夕日の毬が。


光る、光るよ、
金色の絲が、
入り日みてゐる
光(ミッ)ちやんの髪が。


かがろ、かがろよ、
眞赤(マッカ)な毬を、
金の小絲で
麻の葉にかがろ。





 喧嘩のあと


ひとりになつた
一人になつた。
むしろの上はさみしいな。


私は知らない
あの子が先よ。
だけどもだけども、さみしいな。


お人形さんも
ひとりになつた。
お人形抱いても、さみしいな。


あんずの花が
ほろほろほろり。
むしろの上はさみしいな。





今日も大枝特派員の写真です。
何時ものことながら綺麗ですね。
ありがとうございます。