不知火




365日で味わう
「美しい日本の季語」より
今日9月3日に不知火の事が書いてありますので、
紹介しておきます。





陰暦8月1日頃の夜中、九州の不知火海八代海)の沖合に出現する無数の光が、
横に広がって灯火のようにゆらめく不思議な現象のことです。






古くは『日本書紀』の中に、「景行天皇が筑紫(九州)に行幸されたとき、
航行中に日が暮れてしまった。
すると、暗夜の海を照らす無数の火が現れ、
その火影に導かれるように船を進めたところ、岸に着いた。
天皇が火の主を尋ねたけれど、誰もわからず、人の火ではないと考えて、
この地を不知火と呼ぶようになった」とあります。





不知火の原因は諸説ありますが、海面付近の冷気によって、漁火が屈折し、
変化して見えるためといわれています。
竜神の火」とも呼ばれる神秘的な現象です。





今日も庄司特派員の花火をお楽しみください。