白露




今日は白露です。
「美しい日本の季語」より





二十四節気のひとつで、陽暦では9月8日頃にあたります。
太陽が黄経165度を通過した瞬間、または、秋分までの期間をいいます。
処暑から数えて15日後です。





露は、霧とともに秋の季語感を象徴する表現です。
昼夜の寒暖差の激しい仲秋へと季節が移り変わったことを感じさせます。
虫の音が静かに響く夜、月に照らされて白く光る露は、
しみじみとした美しさをたたえ、
朝日に照らされると消えてしまうはかなさにも趣があります。





二十四節気には、もうひとつ「露」のつく節気「寒露」があり、
白露から数えて30日後にあたります。
霜になりそうな冷たい露で、
晩秋から初冬の頃に結ぶ露のことを意味しています。





姿見に一樹映りて白露かな
 古賀まり子