画龍点睛を欠く

miyasun2006-10-27

昨日は看板も綺麗になり、
気持ちの良い思いをしましたが、


なんと一番上の回るい輪っ架の一方が塗られていません。
朝二階から覗いて気付きました。


下から見れば分かりませんので、
どうでもいい事ですが、
この言葉を思い出しましたので、
書いています。




「画龍点睛を欠く」


張という絵の達人が
龍の絵を4つ描きました。




その時、龍の瞳が描いてありません。
なんで描かないのですかと尋ねると、
瞳を描くと龍が飛び出すからだと言うのです。


そんなことはないとみんなが言い、
じゃあ描いて下さいと頼むと、


瞳を入れると龍は飛び出したのです。






だから画龍点睛というと、
完璧になった姿、調和のとれた形になることです。


で、それを欠くのですから、
調和の取れていない、不完全なものを表しています。






注釈
点睛の睛は晴ではありません。
睛は瞳のこと。
ひとみを点ずるから、点睛なのです。
絵に描いた龍にひとみを点じたのです。




でも人間それで良いと思います。
完全じゃなくても良い。
少々ヌケテいても良いですよね。
でもちょっとだけだよ。
暖かい笑顔がそれを補います。





今日のこれは、
昨日の二人を責めているのではありません。
なにせ、龍を描いた人は名人ですよ。
この二人も名人の扱いを受けているので、褒めてるのかもしれません。



弘法も筆の誤りも同じような意味で使われます。
空海さん(後の弘法大師)はその当時の三筆の一人ですから、
すごい字を書いたのです。



だから、間違えた人が自ら
弘法も筆の誤りなどと使うのはちょっと考えものです。
だって、もともと下手なのですから。


まあ、今日は完璧主義でなくても良いと
言いたいだけです。


たいした者ではない自分、
完璧を求めなくてもいい、
ただただ目の前の事を、念入りにやれば良いのではないでしょうか。


ススキ綺麗です。
秋を楽しんで下さい。
鴨も飛来してきました。サギもおります。


画龍点睛を欠くの写真、ごめんなさいね。




明日は鶏夢通販で活躍した、タニさんの結婚式が福岡であります。
福岡へお嫁入りです。
それに参加します。
その写真も今度載せますね。