おでん
先日わが家で夕食をしている時、
おでんの話しになりました。
これからだんだん寒くなると、
おでんの季節ですね。
わが家では時々おでんを大きな鍋で作ります。
二人では食べきれないので、
息子の家族などに差し入れしています。
で、今日の話と言うのは、
その時に、なぜ「おでん」と言うのだろうと、
どうでもいいことですが、
ついつい、そのことに話題がいったのです。
すき焼きとかは語源を知っていますし、
鍋物もいろんな名前が付いていて、
解り易いですけど・・・・
鍋で作るのに、鍋の字も付いていない。
鍋で作らないところもあるけど・・・・・
そこで、何時もの癖で、
調べてみました。
解りました。
語源は田楽でした。
あの味噌田楽とかの田楽です。
串に刺した、豆腐とか、コンニャクを焼いて、
味噌をつけて食するものですね。
江戸時代の頃、
宮中の女官たちの隠語で、
田楽のことを、「おでんがく」と言っていたそうです。
それが庶民に広まり、がくが取れて、
「おでん」になったそうです。
その田楽が、煮込まれて今のようなおでんに
なったそうです。
ここで、また、疑問が出てきました。
なぜ、田楽と言うの。
女房と話していて、
そこまで知らべておかないと、
きっと、仲間から突っ込まれるぞと・・・・
そしたら、
田楽とは、古典芸能の一つで、
田んぼの豊作を祈るために楽と踊りをしたようです。
それで、田んぼに楽。
では、では、どうして、その芸能が
食べ物に付いたのでしょうか。
田楽の踊りの中に「高足田楽」と言うのがあるそうです。
田んぼに棒を立てて踊る、また、今の竹馬のようなもので踊っていたのかもしれませんが、
それに似ていたから、
食べ物の田楽になったそうです。
古典芸能の田楽は平安時代からあったようです。
おでんから、話しは広がってきました。
でも、これで、一安心です。
解りましたから。ハハハ
今日はちょっと長い話に付き合って頂きまして、
ありがとうございます。
今朝のわが家のセロームです。
またまた、新芽が出てきました。
根も凄いことになっています。
これでは少々の風でも倒れませんね。