製造者責任

miyasun2008-10-21




最近は食品のことでいろんな問題が発生しています。

蒟蒻ゼリーが製造中止になりました。
果たして、食品メーカーはどこまで責任を取らなければならないのでしょうかね。


喉に詰まらせて亡くなる人は餅が一番多いのですが。
もちろん、餅は製造中止なんかにはなりません。





日本全体が、もっと、自己責任を取る姿勢が必要ではないかと思う、今日この頃です。


我が社も食品メーカーですので、
本当に神経を使います。


安心、安全なものを作るのは当然として、
最近難しくなってきたのが表示です。







日本農林規格(JAS)法やら、
農水省の生鮮食品品質表示基準などがあり、
それに則って商品に表示しなければなりません。


それが度々変わるのです。
変わるたびに、複雑になり、厳しくなってきます。


その度に担当者が掛かりきりになり、
何ヶ月もかけ、一品、一品、作り直さなければなりません。

こんなことは零細企業ではできなくなり、
地元のメーカーとか出来なくなる可能性もでてきます。





理解できない表示もあり、困惑しますね。


例えば、加熱済みと書く商品は
加熱加工してすぐ冷凍したものなどですが、


我が社のチキン南蛮はフライヤーで完全加熱して、
それから、チキン南蛮のタレにつけます。
それは加熱済みとは書けないのです。


加熱しているのにです。


産地の表示も難しいですね。
国産と書くのは易しいのですが、
県名はなかなか書けません。








例えば都城のブロイラー加工場で処理されたものでも
鹿児島県の農場のも混ざっているからです。


夢見が丘は宮崎県と鹿児島県の県境にあります。
ここで売っている野菜は果たして宮崎県産でしょうか、
鹿児島県産でしょうか。


同じ農家が両県に畑を持っている人もいるのですから。


まあ、だんだんと複雑になってきてますね。


もっと、おおらかな方が住みやすいとおもうけどなあ〜〜


さて、みなさんはどうお考えでしょうか。





たわわに実った柿の木を見つけました。
びっしりなっていました。