製造者責任
最近は食品のことでいろんな問題が発生しています。
蒟蒻ゼリーが製造中止になりました。
果たして、食品メーカーはどこまで責任を取らなければならないのでしょうかね。
喉に詰まらせて亡くなる人は餅が一番多いのですが。
もちろん、餅は製造中止なんかにはなりません。
日本全体が、もっと、自己責任を取る姿勢が必要ではないかと思う、今日この頃です。
我が社も食品メーカーですので、
本当に神経を使います。
安心、安全なものを作るのは当然として、
最近難しくなってきたのが表示です。
日本農林規格(JAS)法やら、
農水省の生鮮食品品質表示基準などがあり、
それに則って商品に表示しなければなりません。
それが度々変わるのです。
変わるたびに、複雑になり、厳しくなってきます。
その度に担当者が掛かりきりになり、
何ヶ月もかけ、一品、一品、作り直さなければなりません。
こんなことは零細企業ではできなくなり、
地元のメーカーとか出来なくなる可能性もでてきます。
理解できない表示もあり、困惑しますね。
例えば、加熱済みと書く商品は
加熱加工してすぐ冷凍したものなどですが、
我が社のチキン南蛮はフライヤーで完全加熱して、
それから、チキン南蛮のタレにつけます。
それは加熱済みとは書けないのです。
加熱しているのにです。
産地の表示も難しいですね。
国産と書くのは易しいのですが、
県名はなかなか書けません。
例えば都城のブロイラー加工場で処理されたものでも
鹿児島県の農場のも混ざっているからです。
夢見が丘は宮崎県と鹿児島県の県境にあります。
ここで売っている野菜は果たして宮崎県産でしょうか、
鹿児島県産でしょうか。
同じ農家が両県に畑を持っている人もいるのですから。
まあ、だんだんと複雑になってきてますね。
もっと、おおらかな方が住みやすいとおもうけどなあ〜〜
さて、みなさんはどうお考えでしょうか。
たわわに実った柿の木を見つけました。
びっしりなっていました。