危険の排除
この世の中には危険が一杯です。
そして何か問題が起きると、その危険を排除していきます。
それ自体は良いことだとは思いますが、
それが行き過ぎると、自然界の危険に対しても鈍感になっていきます。
昔の話ですが、遊びに来た、小学生を川に連れていきました。
その子はプールでしか泳いだことがなく、
川の怖さをしりません。
いきなり深いところに飛び込んで
あっぷ、あっぷです。
すぐ助けに行きましたが、
全然警戒心がありません。
危険があることを知らないのです。
危険の排除もいいけど、危険を教えることも必要だと
感じた出来事でした。
特に海外に行くと、危険が多いところが一杯あります。
それを無防備で平気で行くとなると、本当に危険です。
学校でなにか起きると、大変ですので、
どんどん危険を排除して、安全なことしか教えません。
そして、危険を感じない、知らない、子供達が増えてきます。
危険を教える教育も必要だと思っております。
交通事故が危険だから、車に乗らないというのも
一つの選択ですが、
危険だから、慎重に運転することを学ぶことも
大事なことです。
車のスピードレーサーは危険を知っているので、
公道ではすごく安全運転に気を配っているそうです。
先日のパンの事件にしても、
危険な食べ方だと言うことを教えて欲しいと思いますけどね。
危険を排除するだけではなく、
危険があることを認識して、危険を察知する能力も高める必要が
あるように思うのですが、如何でしょうかね。