鶯宿梅の由来
鶯宿梅(おうしゅくばい)の由来を
書いておきます。
鶯宿梅の由来は、昔、村上天皇の御代(946〜967)
清涼殿の紅梅が枯れたため、
紀貫之の娘、紀の内侍の庭にあった見事な紅梅を所望され、
紅梅は清涼殿に移植された。
見事な紅梅にご満足の天皇は、紅梅の枝に結ばれた文に気付かれ、
その結び文には、
勅なれば いともかしこし 鶯の 宿はと問わば いかが答えん
(勅命ならば有難いことです。しかし、あの鶯が来て、
私の宿はどこへ行ってしまったのですかと尋ねら
れたら、何と答えてよいのでしょうか。)
とあり、いたく感じられた村上天皇は、
その紅梅をもとの紀の内侍の庭に返されとのこと。
以来、その紅梅を『鶯宿梅』と呼ぶようになった。
とのことです。
良い話しですね。
風流を解する天皇だったのです。
梅に鶯、似合いますね。
自然に育てた梅の生命力の凄さに感銘です。
倒れた木からまた、新しい芽が吹き出しています。
幹が腐ったのでしょうか、
それでもしっかりと実を付けてました。
梅園は自然が一杯です。