見えるもの、見えないもの

miyasun2009-04-20






ブログを書くようになってから、
花の写真をよく撮るようになりました。


皆さんからも綺麗だね、
なんて言われると、益々撮りたくなります。


そして花を見る機会が増え、
自然を観察できるようになりました。


季節も判るし、癒されもします。



      



ところが昔はそうではありませんでした。


仕事の事で頭が一杯で、
花には全く興味なし。


女房は根っからの花好き。
いろんな花を丹精を込めて育てていました。


新しい花が咲いた時など、
ほら見て、咲いたでしょう、綺麗でしょう。と


そうだね。綺麗だねと一応は言っておりますが、
全く見ていません。




      




ある日の出来事、
花に興味を示さず、気付いてくれない私に
怒った妻は、
玄関の上がり口に、咲いた花をで〜んと
置きました。



部屋に入った私に、綺麗でしょうと、
してやったりの感じで、微笑むのでした。


ところが私は「何が?」
玄関にあったでしょうと、妻


私はその花に気付かず、跨いで通り過ぎたのです。


怒ったね。・・・・・・・・




      



そうです。
興味のあるものは見えるけど、
興味や関心のないものは見えないのです。


不思議なものです。
聞くことも同じです。



幾ら説明しても、
興味の無いことは聞こえません。


感心のあることは、どんな小さな声でも聞こえます。


女房がいろんな事を話しますが、
ほとんど聞いていないのですね。
でも、必要な話しは聞こえるのです。


子供にも社員にもお客さんにも
同じことが言えます。



レストランで、システムを説明しても、
聞いてない人が多いですね。
せっかく説明してても、
食券はどこで買うのですか?と、
がっかりします。


これが、真実です。
あっても見てない、
聞こえてても、聞かない。



     





今では花を愛でるようになりましたし、
人の話も聞くようになりました。


なにせ、
60にして耳順(耳にしたがう)する。の歳になりましたから。