会社の寿命

miyasun2010-04-08




随分前になりますが、
日経ビジネス社から、
「会社の寿命30年」という本が出版されました。


経営者になり立ての時でしたが、
早速読んでみましたが、
いろんな事例をを取り上げ、それの根拠を示していました。


確かに、30年前に栄えていた企業が
今も隆々と栄えていることは稀ですね。


常に新しい業態が誕生し、商品も次々と
新しいものが生まれ、
それこそ留まる所を知りません。


時代に合わせて、会社を変革させたところだけが
生き残っているのです。




         


小売業でも良く解ると思いますが、
30年前にコンビニはどのくらいあったのでしょうね。
もちろんユニクロは無かったと思う。


百貨店は小売業の王様でしたが、
今はご存知のとおり、低落しています。


企業の最終目的は、
存続させることです。


これが非常に難しいのですね。




         



最近は会社の寿命はだんだんと短くなり、
10年前に起業して今も存続している会社は、
半分は勿論のこと、2割か3割しか生き残って
いないのじゃないかと思われます。


それほど厳しいのが現実の経営です。



         



なぜ、このような事を書くかと言うと、
我が社がこの4月より、
31期目に突入したからです。


なんとか30年生きてきました。
山あり谷ありの経営でしたが、
社員や周りの人のお陰で、ここまでこれたのだと、
日々感謝のこころで一杯ですね。




        



毎年「経営計画書」を作成しますが、
今年も出来上がり、目標や方針を
社員全員で共有し、一致団結し、
これからも生き残るように精進していかなければなりません。



経営とは、
変化に合わせて、我が社を作り変えることだと、
常々申しておりますが、


それと平行して、不易なるものも大切です。
それが「経営理念」です。



          



我が社の経営理念は
「活かし合いの経営」です。



          



人を活かし、商品を活かし、地域を活かし、
勿論、お客様も活かし、
そして、夢を活かして、
これからも進んでいきたいと思っております。


また、これから30年生きるためには、
若い人たちに将来を委ねるしかありません。


若い人たちの奮起に期待すると同時に、
将来を託したいと思います。