陰陽の結び
今日も汗を掻き掻き、自転車を漕いで通勤です。
ところで、この世の中は全て陰陽で成り立っています。
太陽と月、天と地、男と女、光と影、などなど。
学生時代から合気道をやっていまして、
何時も言われていたことは、
この陰陽を結びなさいと言うことです。
最初は陰陽の結びと言われても、
ピンときません。
相手が手を取ってきたら、倒そうと考えるのではなく、
結びなさいと教えられました。
これがなかなか難しい。
どうしても力が入って結べません。
ところが師範は完全に結んで、
相手を自由自在に操ります。
この歳になってもなかなか簡単ではないのですが、
少しは結びの意味が解ってきたような気がします。
仕事でも相手と結ぶと上手くいきます。
人間関係でも、相手を解ってあげ、
結ぶと良好な関係が築けます。
力を抜いて、相手に任せる。
ところが相手は力が入っているので、
自由がありません。
逆に力を抜いた方が相手を自由にすることが
できるのです。
不思議なようですが、これが事実です。
相手を負かそうとか、こちらだけ儲けようとか、
そんなことを考えていたら、結べません。
無欲の大欲と言われますが、それに近いのかも
知れません。
もともと勝ち負けはないのですが、
変な言い方になりますが、
結んだ方が勝ちなのです。
そして最後は愛です。
合気は愛なり。
これが最高の境地です。
自然とも結び愛を受ける。
さあ、結びの心で、これからも生きていきましょう。
セロームの三個目の花が先日咲きました。
もう最初に咲いた花は枯れて、もうすぐ落ちそうに
なっています。
今年は三個咲きました。
最後の花です。