中国情勢

miyasun2011-10-18




昨日は中国、遼寧省瀋陽市の工場から、
駐在員の小野君が帰国し、
報告を受けました。


今一番の問題は
人手不足とのこと。


注文は沢山入っているのですが、
人手不足で思うように製造が出来ず、
困っているのです。






中国の工場はどこも人手確保に
やっきになっているのですが、
なかなか集まらないのです。


今までは田舎から集めていたのですが、
田舎にも工場が出来、近場で働き始めたことも
人手不足の原因になっています。


賃金も毎年、上がり、コスト上昇要因になっていますが、
それに伴って物価も上がり、
賃金と物価のイタチゴッコみたいになっています。






安い労働力を求め、中国へ進出した企業が
多いのですが、これからはそうもいかない
時代になったようです。


タイでも同じようなことが起きていて、
日本の企業も戦略の転換を迫られています。





人手不足になると、注文品を作るために
どうしても長時間労働になり、
これがまた退社の要因になり、
悪循環に陥っています。


今までのように何でも安く買える時代は
終わったのかも知れません。


先進国は失業率が上がり、政治問題化していますが、
新興国は逆に人手不足になっているのです。





これからは安定供給を第一に考え、
多少コストが上がっても労働環境を整え、
人手の確保に努めなければ生き残れないと
思っています。


世界情勢は大変化の時代を向かえ、
これからは経済の仕組みそのものを
変えなければならない時代に
なったようです。





知恵を出し、乗り越えたいものです。