国債

miyasun2012-02-09



たまには経済の話を書きましょうかね。

数字は分かり易く大雑把に捉えます。
日本政府の借金、国債は1000兆円、
これは日本の国民総生産の2年分です。
これは今騒がれているギリシャよりも多いのです。


税金は40兆円、
これは国の収入です。
なんと収入の25年分の借金です。


この事実を見て、日本は近々破綻すると言う
経済専門家がいます。
これからインフレになり、金利が上がり、もし
3%になれば30兆円の金利負担になります。


税収が40兆円しかないのに、
30兆円の金利が払えるはずがありません。


よって国家破綻も近いと言うシナリオです。





でも、違った見方をする経済専門家もいます。


1000兆円の借金があるけれども、
じゃあ、債権者は誰かと言うことです。
つまり、貸し手、国債を買っている人ですね。
その内の95%は日本人です。


ということは、身内で貸し借りをしていて、
国際的には借金はないのです。


政府は借金しているけど、国全体で見ると
日本は債権国家です。
外貨準備高は今は中国に抜かれていますが、
それまでは世界一の外貨保有国だったのです。


それに金利が上がってもその利息は、
国債を持っている日本人の所得になります。


よって、日本が破綻することはない。


と、このように、二通りのシナリオが描かれております。


さて、みなさんはどちらを支持しますか。






こればかりは、私も予測することは出来ませんが、
どちらかと言うと後者のシナリオになって欲しいと
思ってはおります。


税収が足りないからと、消費税の増税が議論されていますが、今の状況では反対です。
天下りの根絶や、役人のための特殊法人の整理、
これらにメスを入れ、国会議員や地方議員の定数を
半減するぐらいのことをやらないと、
国民は納得しないと思います。


その後、時間をかけて消費税を導入する。
これが良いと思うのですが、
それまで、日本が持つかどうか、
政治の決断が迫られていると思うのですがね。
くだらない、あげあし取りの国会審議などやめて、
早く、国家ビジョンを示して欲しいものです。






そしてみなさんはご安心下さい。
今までの歴史を見ると、明治維新や太平洋戦争の
敗北など、激しい激動の時代もありましたが、
我々の祖先は生き残り、こうして、今我々は
生きているのですから。


企業もしかり、しっかりした会社は
激動の中でも100年、200年と存続しているところも
あるのです。


どんな時代になろうとも、希望を持ち、
逞しく生きていきましょうね。