固定観念




長所を伸ばし、夢に向って歩いて欲しいと思いますが、
それを邪魔するのが固定観念です。



大人になると固定観念が強くなり、
なかなか殻から脱皮できません。


中学2年生でも、もう固定観念が出てきますね。
私には出来ないとか、それは無理とか、
そういう言葉を使うようになるのです。





昔、蚤はどの家庭にもいて悩まされたものです。
今の子供は蚤を知らないで育っています。
犬の蚤くらいは知っているかも知れませんが。



その蚤は自分の身長?の百倍位は飛ぶことができそうですが、その蚤をコップを逆さまにして閉じ込めると、
何度も逃げようとして、飛び跳ねますが、
その都度、コップの底に頭をぶつけます。



そうして、何日か閉じ込めたあと、
コップを外しても、もう自由に飛べるのに、
コップの底があったところ以上には飛びません。



それ以上飛ぶと何時も頭をぶつけていたので、
固定観念が出来てしまい、
飛ぶことをしなくなるのです。





像でも同じことがあります。



像を大きな杭に、鎖で足を繋ぎ止めます。
像は力一杯ひっぱり逃げようとしますが、
どうしても杭から外れません。



しばらくすると、鎖の長さだけの円形をぐるぐると
回るようになります。



それを一ヶ月も続けていて、
鎖を外しても、今まで歩いていた円形の中だけしか
動きません。


もう自由になったと言うのにです。
これも固定観念が出来上がったのですね。





このように人間も過去の経験などから、
知らず知らずの内に固定観念で出来、
出来ないとか、無理だとか、駄目だとか
言っているのです。



最初から無理だと言わずに、
勇気を持って挑戦してみる。
固定観念を打ち破り、新たにチャレンジする。



そんな人生を歩いて欲しいものです。





今日のお花はお向えさんの庭に咲いている綺麗な水仙です。