油を売る



よく日常的に使う、「どこで油を売ってたんだ」
とかいう言葉の語源はどこからきているのでしょうか。


「和暦日々是好日」に次のように書かれていました。





油売り

日本の灯火の歴史は、松の根や幹を燃やす松明(たいまつ)に始まる。
木の実や植物を搾った油は、榛(はじばみ)の実がもっとも古く、
中世までは椿油、魚油、とくに荏胡麻(えごま)の実が、
照明用油の中心だった。
圧搾法が開発され、菜種の栽培が全国に広まった江戸時代、
灯火油はようやく普及し始め、人々は夜を行灯で過ごすようになった。

冬の間は、暖をとる囲炉裏が灯火を兼ねたが、早く就寝した。
油が売れるのはもっぱら夜を長く過ごす夏だったという。
とはいえ油は高価で、毎日使う分だけ、ごく少量ずつ買っていた。
「油を売る」という言葉は、
人々が柄杓で一合ずつ買うために、油売りが始終、呼び止められて
立ち止まっていたことに由来する。





面白いですね。
勉強になりました。
今日の写真は大連のレストランの料理です。