切所 終戦




昨日書いた切所の時。
危機に接し、右にするか左にするか、
絶対的な判断を迫られたとき、どうするか。
そこに目標や理想、信念が問われます。


昭和20年8月15日、
日本は全面降伏をします。
そして、9月27日、
昭和天皇はGHQ司令官のマッカーサーを訪ねます。






その時のマッカーサーは司令官室におり、
出迎えもせず、足を組み、ふんぞり返っています。
そこへ天皇がきます。
そして、日本の全責任者として来たことを告げます。





日本には戦犯はいません。
全て私の命令でやったことです。
全責任は私にあります。
私が全責任を負いますので、国民を救って下さいと。
今の日本国民は食するに食はなく、
衣するに衣はありません。と。






その態度にマッカーサーは深く感銘し、
食糧支援を約束します。
ここでは詳しくは書けませんが、
そのような天皇の姿にマッカーサーはこの国は
この天皇がいる限りは大丈夫だと思い、
天皇制を維持し、
最高の紳士だと敬意を表します。
天皇が帰る時には、車寄せまで丁寧にお見送りをしたそうです。


切所に当たっての昭和天皇の人柄と覚悟が
日本を救ったのです。
感謝以外、言葉がありません。
切所の最高の一例でした。