松納(まつおさめ)




今日は14日。
宮崎も本格的な冬が到来して、寒い日が続いています。


「美しい 日本の季語」より


 元旦から門松を立てておく間が「松の内」で
取り払うことを「松納」といいます。
飾納」(かざりおさめ)は、しめ縄などの正月飾りを外すことです。





 関東ではおもに6日、関西では14日の夕刻行います。
門松を取り去ったあとの穴に松の梢をさしておく
鳥総松(とぶさまつ)は、
木こりが山神を祀った風習の名残です。


 心浮き立つ正月行事をひと通り終えて、
気持ちを切り替え、いつもの暮らしに戻る節目です。






 門松や正月飾り、書初めで書いたものなどを焚く行事は
左義長」(さぎちょう)で「どんと焼き」ほか地方によってさまざまな
呼び方があります。
その火で焼いた餅を食べると、
病気をしないといわれています。





日の暮のとろりと伸びし松納め

  福田甲子雄