優しい




「皆さん、優しいという字を書いてみてください」
と、講師が言われたので皆は書きました。すると・・・。
「皆さん間違ってますよ!書き順が!」って
皆は「え〜合ってるよね〜」って言いながら、また書きました。
にんべんから・・・・。





講師の先生は、子供たちに優しいという字を教えるときに、
にんべんではなく、
反対の「憂(ゆう)」から教えるんだそうです。





先生「この字はな、憂いって言うんや。憂いっていうのはな、
悲しいとか辛いとかっていう意味なんやぞ。
お前ら、今日悲しいことなかったか?」





子ども「せんせ〜い!今日、俺な、○○君が遊んでくれんくて、
むっちゃ憂いやったわ〜」

先生「そうか、むっちゃ憂いやったか。そのときどうしてん?」

子ども「○○ちゃんが一緒に遊んでくれた」

先生「そうか〜そうやろ〜。憂いのとき、悲しいとき、友達がそばにおってくれたやろ。悲しいときにそばにおってくれる人が、
ほんまに優しい人なんやぞ!だから、お前らそういう優しい人になれよ」




「面白いほど幸せになる
漢字の本」より。