栄枯盛衰

miyasun2006-10-25

栄枯盛衰は世の習いとは言え、
本当に変化は早いものです。


隆々と栄えた企業が何時の間にか消えていきます。


昔、頭を下げ、融資をお願いに行った銀行も今はありません。
その時の担当の人は本当に偉そうにしていました。




取引のあったスーパーさんもかなり無くなりました。
外食も問屋もしかりです。


また個人もそうです。
権力を持っていたスーパーのバイヤーさんが辞められ、
誰も相手にしなくなりました。




ある時電話があり一緒に食事をしました。
誰に電話をしても相手にしてくれなかったそうです。
私はお世話になったのは事実ですから、
暖かく出かけたのです。


権力のある時に優しくしていた人はその後も
みんな冷たくしないものです。


権力を自分の力と勘違いするのですね。




先日もある人が来社されました。


前の会社を辞められその報告と
今後についての話し合いです。



その内容はともかく、
一時は飛ぶ鳥落とす勢いの会社だったのですが、
今は衰退しています。


このように世の中、栄える時もあれば、
苦しい時もあります。


隆々と栄えている時に謙虚になり、
礼を尽くしていれば、
苦しい時にもみんな応援します。


それが会社の姿勢ですね。




我が社も苦しい時にいろんな人に助けられました。
だから、何時も謙虚を心がけてきました。


仕入先を通常業者と呼びますが、
我が社では取組先様と呼んでおります。


全員に絶対偉そうに仕入れるなと言っています。


本社にもいろんな人が訪ねてきますが、
セールスの人にも
親切に応対しなさいと言っております。


ともすると買う立場を誤解して、
強く出る人もいますが、
それは間違いです。
何時も対等なのです。


そして内勤の人に言ってます。
うちの営業マンがいやな仕打ちを受けたらどう思いますか。
うちの営業も飛び込みをやったり、
無理難題を言われることはしょっちゅうなのですよ。


だから我が社はそんな事がないようにしましょう。
みんなを暖かく迎えましょう。


ちゃんと立ってお辞儀しましょう。


帰られる時は玄関まで行き、
車が見えなくなるまでお見送りしましょうと。


ついでにお辞儀は90度頭を下げましょう。
最低でも60度さげましょう。


我が社で一番低く頭を下げるのは私と思っております。


一緒に営業に行った人がそこまで下げるのですかと、
あわてて下げ直したこともありました。



まあ、とにかく、これからも謙虚に
みなさんのお力を借りながら生きて生きたいと思っておりますので、
これからも大いに力を貸して下さいませ。
宜しくお願い致します。




今日は天気もよく、会長室からくっきりと
霧島連山が望めます。
6枚目の写真、薄く写っているのをよく見て下さい。霧島連山です。
最後の写真は高千穂の峰です。
トリミングでアップにしました。