馬があう、反りが合う
よく、あの人とは馬があう、とか
反りが合う、とか言いますね。
また逆に、あの人とは馬があわない、とか
反りが合わないとか、言います。
馬とは、本当の馬のこと。
馬は乗り手が駄目だと判断すると
暴れたり、振り落とそうとします。
反りとは刀の反り、鞘の反りのことですね。
刀と鞘の反りが合わないと、
入らないし、無理やり入れても、抜けなくなります。
人間も同じこと、合う人と合わない人が
出てくるのですね。
気心が合う人とは楽しいけど、
合わない人とはなにかしっくりこないですね。
でも、誰とでも楽しく付き合いたいものです。
では、どうするか。
馬は可愛がってやれば、従順になり、
それこそ馬があうようになります。
反りも相手の反りに合わせれば、
上手くいきます。
ようは器の問題かも知れませんね。
水のようにどんな器にでも合わせる。
そんな広い心を持てたら良いと思うのですが、
そこは人間、なかなか思うようになりません。
修業、修業、かも知れません。
その点、花は素晴らしいですね。
どんな虫でも寄せ付けます。
そして虫たちはお礼に、花粉を運んでくれています。
自然界から学べば良いのですね。