型作り。

miyasun2010-12-16




型破りのことを書いてきましたが、
逆に型を作ることも必要だし、大事なことです。


岐阜県土岐市に友人がおります。
多治見市の隣町で、陶器の産地です。


その友人は陶器の型を作っています。
石膏で型を作るのですが、
その型がないと、皿や茶碗は出来ません。


大事な仕事なのです。





しかし、その型を作るのにまた、型が要るのです。
その最初の型はひとつ、ひとつ手作りです。


その型を作るのが芸術的な作業なのです。
そこにその人の個性や、感性が現れます。
勿論、デザインも必要です。



このように型は大事なものです。






相撲でも自分の型を持たないと強くなれないようです。


問題はどんな型を作るかです。
自分の体格や筋力に合わせて、作り上げなければ
ならないのです。





もうひとつ、見方を変えると、
今度は型の大きさですね。


型で器をつくるのですが、
その大きさが問題ですね。


あの人は器の大きい人、などと言いますが、
どれだけの容量があるか。


すなわち、どれだけを受け入れられるか。
それは器の大きさで決まります。





器の小さい人は、器の大きい人を、理解できません。
何故なら、入りきらないからです。


でも、中身は理解できなくても、自分より器の大きい人は、ちゃんと解ります。


自分の型を持つ。
そして、それを大きくしていく。


最初の小さな自分の型を破り、
そしてまたもう少し、大きな型を作る。


その繰り返しで、どんどん大きな器になれば
いいのでしょうね。


形無しにならないように。(笑)