脱出

ぬるま湯に浸かっている人のやる気を起こすには
どうすれば良いのでしょうか。

ある会社の再建をしている時、
その会社は大企業の子会社だったので、
社員にまったく危機意識がありません。

どうせ赤字でも、親会社がなんとかしてくれると
思っているのです。

社長も３年位で交代するので、
あまり尊敬されていません。
そして仕事は自分たちの方が知っていると
なめてかかっているのです。

そんな会社でしたので、
ぬるま湯に浸かっている社員に
二つの方法を考えました。

一つはぬるま湯からつまみ出すこと。
それは環境を変えたり、配置転換ですね。
そして行動させる。
つまり急激な変化を与えることです。

もう一つは急激に温度を上げ、燃えたぎらす事です。
熱くて浸かっていられません。

こんなことをすると、ついてこれなくて、
辞めていく人も出てきますが、
それは仕方がありません。

そんな中で燃える人も出てきますから、
その人たちに仕事を与えていくのです。

一年もすると雰囲気も変わり業績も向上してきました。

まあ、ともあれ、昨日のカエルのように
煮えたぎるまで、気付かず死ぬのはいやですからね。

さあ、ぬるま湯から脱出しましょう。

会社の小さな花壇をＯＢ二人が
衣替えしてくれました。
このところの雨もあり、順調に根付きました。
早くも蜜を吸いにきています。