その道一筋

miyasun2012-05-29

いろんな人生を見てきましたが、
その道一筋の生き方をする人もいます。

私の合気道の師匠、
砂泊諴秀(すなどまり かんしゅう)先生も
その内の一人です。


合気道の開祖、
植芝盛平先生の内弟子で修業し、
昭和29年から熊本で合気道の普及活動に専念し、
「万生館合気道」を立ち上げられ人です。


福岡大学時代に学校の合気道部の師範として
来られた時からの師匠です。





大学を卒業する時には二段を頂きましたが、
宮崎へ帰ってから先生の教えを受けられなくなったので、
大いなる決断をし、
宮崎に道場を作ったのです。
合気道宮崎万生館道場」


22歳の時でした。
その当時の月給の50ヶ月分を借金し
建設しました。


結婚してまもなくの頃でしたから、
借金の返済で相当貧乏しました。(汗)


そんなことはどうでもいいのですが、
先生は合気道に命をかけて取り組まれたのです。
残念ながら一昨年、87歳で天寿を全うされましたが、
その間、合気道一筋で修業されたのです。


それはもう神業としか思えませんね。
70歳を過ぎても衰えず、お亡くなりになられるまで、
技と精神は向上されたのです。


押してもビクともせず、何時もころころと
投げ飛ばされていました。


もう不思議でなりませんでした。


このようにその道一筋に生きている人は
本当に尊敬しますね。


「合気とは愛なり」を実践した人です。
心を磨かないと、技だけでは行き詰ることを
悟られ、万生館合気道を作られたのです。


本当に教えられました。
ありがとうございます。
その精神は今でも私の中に脈々と生きております。


その道一筋、素晴らしい生き方です。







今日の話題には相応しくない写真かも知れませんが、
偶然にも仲良しの鳩を見つけましたので撮影しました。
これも愛だとお許し下さい。(笑)