客家(はっか)の教え





「投げ掛けたものが返ってくる」の宇宙の法則の中にも
返ってくる、相手、時間の事も知っておく必要があります。


笑顔で挨拶すると、笑顔の挨拶が相手から返ってきますが、このように直接返ってくる場合もあれば、
まわり、まわって、返ってくることもあります。
実はこちらの方が多いかもしれませんね。


中国に「客家」(はっか)という少数民族がおります。
この民族は元々は北の方にいたのですが、
戦乱を逃れるために、南へ南へと移住していきます。



今は福建省などの山間部に住んでおり、
大きな土塁の円形の家で、暮らしています。



ドーナツの大きなものを想像していただくと、
分かるの思いますが、中庭があり、
それを取り囲んで、3階〜5階建ての土楼で、
一つの土楼に80世帯くらいが住んでいます。



世界文化遺産に指定されたものもあるのです。




そこでの教えは、
例えば、王さんの家で今日は美味しい餃子が出来たので、
お隣の陳さんの家にお裾分けをしました。
陳さんは王さんへお返ししたいと思いますが、
それをしてはいけないのです。
陳さんは今度は美味しいマーボー豆腐が出来たので、
反対側のお隣、張さんへ持っていくのです。



そして張さんは今度はまたお隣の林さんへ持っていくのです。



このしていると、円形の建物ですので、
回って、最初の王さんの所へ返ってくるのです。



ものだけでなく、親切やありがたい行為でも
同じことです。


恩送りと一緒ですね。
とにかく回します。


そうして一族の団結を図ったのでしょうね。



このように投げ掛けたものが、回り回って返ってくるのです。





また時間もすぐに返ってくることもありますが、
半年後に返ってくることもあれば、
10年後、20年後に返ってくることもあります。


よって、例えば、今いじめをしている人が、
こんな弱い奴が返すはずが無いと思っているのは
大間違いで、
巡り、巡り、時間が経ってから返ってくるのです。と。



このような事も宇宙の法則の中で、
話しました。





女房はお花が好きで、
我が家にはいたる所に花が飾ってあります。
今日からは少しその情景を紹介しておきます。