発想の転換




コペルニクス的転回の事を以前書きましたが、
実際に大胆に発想を転換するのは容易なことではありません。



以前大阪の会社を引き受けていた時の話です。
この会社はブロイラーの販売会社で、
大阪市内を中心に販売しておりました。
専門用語で書いた方が良いのですが、
ここは分かりやすく端折って書きます。






鳥の解体工場は、大阪まで3時間かかる所にあります。
大阪では朝引きと言って、朝鳥屋さんたちは、
朝届いた鶏を捌いて売っていた時代です。
そこでは鮮度が一番大切です。



では工場ではどうしていたかと言うと、
夜の内に農場から鳥を捕まえて、朝工場へ運び込みます。
それを処理していくのです。
そしてその日の夜に大阪に運び、
朝までには、各店へ配送するのです。

でも、これだとどうしても時間がかかり、
完璧な鮮度が保たれません。






でも、どの工場でもこうしていたのですから、
わが社だけことではなく、問題になることも無かったのです。

でも、でも、もっと鮮度の良いものが出来ないかと
考えたのです。
さて長くなりますので、続きはまた明日書きます。





今朝の我が家の花です。