彼岸



今日は彼岸の入りです。
今日も「美しい日本の季語」より


 仏教では、生々流転に迷うこの世を
「此岸」、煩悩の川を渡って到達した悟りの境地である
あの世を「彼岸」と呼びます。




 


 春分を中日として、
その前後3日ずつを含む7日間のことも彼岸といいます。
寺で読経や法話を聞いたりして、
涅槃彼岸に近づくために精進する期間です。





 先祖の霊が家に帰ってくるといわれているので、
仏壇にぼたもち(秋はおはぎと呼ぶ)や団子、花などを供え
経を上げてお迎えします。
墓にも家族そろってお参りし、
墓を清めて花や線香をたむけます。





 秋分を中日とした7日間は「秋彼岸」と呼び
同じように過ごします。
「暑さ寒さも彼岸まで」というように、
彼岸や秋彼岸の頃から過ごしやすい季節になります。


月日過ぎただ何となく彼岸過ぎ
      富安風正





写真は今朝の我が家の花さんたちです。