miyasun2011-09-06

昨日は炭火焼のことを書きましたが、
炭に黒炭と白炭がある事くらいは知ってましたが、
もっと詳しく調べた方が良いと思い
ネットで調べてみました。


ここに書かれているように、炭火焼の時には
白炭の方が良いようですね。


家でやる時も、ホームセンターの安い炭でやると、
炭がはじけることもあり、子供にはちょっと危険な時も
あります。


最近は工場で使っている白炭でやってますが、
火力も強く、長持ちし、これはいいですね。


ちょっと長くなりますが、
大事なところを抜粋して転載しますので、
よろしければ読んでください。




白炭


白炭とは、ウバメガシ・アラカシ・ナラ・ホオなどの樹木を 1,000度以上の高温で焼いた硬質の炭です。
火付きは良くありませんが、一酸化酸素の発生の少ない火持ちの良い炭です。
電気を良く通す性質があり、叩くと金属のような音がします。


白炭という名称は、焼きあがった炭に灰と土を混ぜた消し粉をかけて消化するために表面に灰が付着して白っぽくなることからきています。


ウバメガシの木を原料とする備長炭は白炭の代表です。
材質は硬く20〜25年で約10メートルまで成長するが、細く曲がりくねっているので建材には不向きです。
ブナ科の常緑樹で、和歌山県南部・千葉県・高知県など温暖な海岸近くの傾斜地に生えています。
燃焼温度は低いが、火持ちがよいことで知られています。



黒炭


黒炭とは、白炭の技術を基礎に日本独自の工夫で完成した炭焼き技術です。
白炭より軟らかく火付きが良く、立ち消えしないために昔から重用されていました。


炭材になるのは、ナラ・クヌギ・コナラ・ミズナラ・マツなどがあります。
代表的なものは、岩手木炭や千葉県の佐倉炭・大阪府の池田炭があります。






炭の正体


炭は無定形炭素でできています。
無定形炭素とは、明確な結晶状態を持たず、コークスなどと同じ種類のものです。
炭の無定形炭素には不純物が多く、実態は炭素質化合物です。


木材は、熱を加えることで刻々と変化しますが、いくら高温で焼き上げても変わらない部分があります。
それは「細胞空隙構造(一般には細孔)」と呼ばれる孔(あな)です。
樹木が土の中の養分を吸い上げて、枝葉のすみずみまでいき渡らせるための管です。


炭のパワーの一つはこの「細孔」にあります。
微細な孔に様々な化学物質やにおいの元となる成分が取り込まれ、デコボコした孔の表面に吸着するのです。
炭が脱色剤・脱臭剤・水質浄化剤の役割を果たす理由も、炭が多孔質構造だからです。

木炭の表面積は、たった1グラムで約200〜250平方メートルもあります。






科学的に認められた炭の5つの働き・効果


1、すぐれた吸着力
小さな穴が集まった多孔質構造により、化学物質やにおいの成分などをミクロの孔に吸着します。


2、ミネラル補給
炭は、ミネラル(灰分)を多く含んだ炭素のかたまりです。
樹木が蓄えていたミネラルが灰になっても残るので、ミネラル成分が2〜4%も含まれています。


3、遠赤外線効果
炭を加熱すると遠赤外線や近赤外線などの赤外線を放出します。
遠赤外線は、肉や魚を内側から温めグルタミン酸などのうまみ成分を引き出します。


4、還元作用
炭には酸化した物質を還元する作用があります。
失われた原子を取り戻す働き、物が酸化して劣化するのを防ぐ働きをします。


5、触媒作用
炭の新しい機能として金属酸化物との複合化による触媒作用についても注目されています。
例えば、光が当たると化学反応を促進する光触媒があります



http://watagonia.com/sumi/index.html

より転載させていただきました。