飼料要求率
なんか難しい言葉が出てきました。
今日はちょっと畜産の勉強をしましょう。
飼料要求率とは
家畜にどれだけの餌を与えて、
どれだけの大きさになるかの比率です。
例えば豚の場合、
300キロの飼料を与えて、
100キロの豚になります。
この時の飼料要求率は
300÷100の算式で、
3になります。
牛の飼料要求率は約10です。
つまり10キロの飼料を与えて1キロの肉になるのです。
では鶏はどうでしょう。
飼料要求率が一番いいのが鶏です。
約2です。
6キロの飼料を食べて、体重が3キロになるのです。
それに肥育日数も短いので、
飼料から肉にするのには、一番効率がいいのです。
よって、価格も安くなります。
でも、この体重は生きている時のもので、
これから不可食部分(食べられない部分)
を除いたものがお肉になるのです。
因みに卵はどうでしょう。
卵を産むようになった、成鶏は
1日110グラムくらいの餌を食べ、
平均50グラムの卵を産みます。
よって、飼料要求率は2,2になります。
卵も結構効率はいいですね。
でもこの計算には大人になるまでの飼料は含まれていません。
長々と難しい話ですみませんね。
それと言うのも先日、ブロイラー会社の
友人と話していたら、
最近は農場の成績も良くなり、
飼料要求率が1,8の農場も出てきているとのこと。
どんどん品種改良され、体重は大きくなり、
肥育日数は短くなり、飼料要求率も改善されている
ようですね。
20年、30年前には考えられない
数字が出ています。
解かりにくい説明になったかも知れませんが、
ちょっと、参考までに書きました。